ネナナ・アイス・クラシック
3月の最初の日曜日、ネナナ・アイス・クラシックというお祭りに行ってきました。
フェアバンクスから車で約1時間、ユーコンの支流タナナ川が流れているネナナの町に1917年以来90年近く伝わる由緒あるお祭り。毎年3月上旬に凍った河の上に三脚型の柱を立てて川岸までロープを引っ張って固定し、これがいつ倒れるかを予想し賭ける。春の到来とともに川の氷が溶けて三脚が倒れると、ロープで繋がれた監視小屋の時計が止まり当選者が決定します。
交通の要所として栄えた嘗ての面影が少なくなった寂れた田舎町も、この祭りは知る人ぞ知る催し事で全米中から沢山の人が一攫千金を夢見て投票します。賞金を得るためには日・時間・分単位まで当てなければなりません。1枚2ドルのチケットに予想時刻を書き込んで投票箱に入れる昔ながらの応募方法で、当選者には郵便や電話にてその結果を知らせます。大体忘れた頃に知らせが届くそうですが、なかには会社単位で数千枚と応募することもあるそうです。どうせ大した賞金でないとお考えの方、参考までに2005年の賞金は28万5千ドル(約3100万円)、これを当選者で山分けするのですが、なかなか夢がある話でしょう。私とガイド仲間ももちろん賭けに挑戦。両親や兄弟の誕生日に合わせて購入したので後は春のお楽しみ。
このお祭りがある週末は三脚立て以外にも色々な行事で人々を楽しませてくれます。パイの早食いコンテスト。小学生カラオケコンテスト。地元ネナナ町民vs訪問者の綱引き、驚いたのは圧倒的な参加数で勝利した地元民一人一人への商品が現金$5札づつ手渡しだったこと。そして名物ビール拾い、つるつるに凍った道にばら撒いたビール(未成年の部はジュース)を一斉に走って拾い集まめる短距離競争。どの行事も誰でも参加可能で、久しぶりに少年に戻ったように我を忘れて遊びました。
寒い国の心がちょっと温まるお祭り、いつか皆さんも参加してください。
オグ 2006年3月
トライポッドを建てる住民 オグ氏とM田が拾ったビール 綱引きをする住民とビジター